2007年2月27日第2次館務会議で以下が決定されました。
1、 社会の労働力を十分に運用し、効果的に図書館サービスを発展させます。市民に図書館業務に参与して智恵と経験を寄与する機会を提供するために、特に本説明を制定します。
2、サービス内容
当館のボランティアサービス員(以下ボランティア員と言う)のサービス内容は、性質により以下数種に分けます。
(1)閲覧問い合わせサービス:カウンターの貸出し・返却物の運搬と簡単な問い合わせ等。
(2)資料整理:図書の加工、補修、棚入れ、棚整理、新聞装丁、図書の記録等。
(3)活動のサポート:利用者開拓活動の実施に協力する。会場アレンジ、小道具の製作、撮影、チラシの発送、参観案内、会場のマネージメント等。
(4)建物の完備:水道電気の修理、蛍光灯交換、木工修理、運搬等。
(5)視覚障害者サービス:啟明分館での学習、申込み、録音、中国語入力等。
(6)ボランティア員に関する事務:ボランティア員への連絡とボランティア員の資料作成、更新等。
(7)物語活動:図書館の物語の時間に、子供に物語を話し、良書を紹介します。
(8)読書会の進行:読書会の進行を努め、討論と共有を通して、子供を閲読の世界に導き、閲読に対する興味を育成します。
(9)閲読指導:率先して閲読を指導し、グループの学習、朗読、討論、感想文等の方法により、。閲読に対する興味を育成します。
3、ボランティア員の種類とサービス内容
(1)一般ボランティア員:
閲覧に関する問い合わせ、資料整理、活動サポート、建物の完備、ボランティア員に関する事務。
(2)ボランティア林老師:
中国語物語活動。
(3)英語ボランティア員:
英語物語活動、閲読指導、読書会の進行。
(4)視覚障害者サービスボランティア員:
視覚障害者サービス。
(5)閲読普及ボランティア員:
読書会の進行、閲読指導、参観者案内。
(6)巡回ボランティア員:
固定の場所でなく、館内を移動しながら、必要時に問い合わせに対応します。
(7)多元文化ボランティア員:
タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ミャンマー、韓国等の言語による図書の記録、文書の翻訳と事務サポート等。
4、最低サービス時間数と時間数の換算
(1)当館の開館時間内に、ボランティア員の希望、仕事の性質、当館の実際の必要に基づいて、適当な時間にサービス時間帯を手配します。
(2)必要のある1部の業務に対しては、当館が最低サービス時間数を定めます。
a.一般ボランティア員、視覚障害者サービスボランティア員、巡回ボランティア員、多元文化ボランティアは少なくとも1年に72時間サービスを行います。
b.ボランティア林老師、英語ボランティア員、閲読普及ボランティア員は、実際の必要を見て、事前にサービス時間を手配します。
(3)時間数の換算
a.ボランティア林老師、英語ボランティア員、閲読普及ボランティア員は、サービス1回につき3時間とします。
b.啟明分館の中国語入力ボランティア員の時間数は、1,800字を1時間として計算し、在宅録音ボランティア員のサービス時間数は、完成品20分を1時間として計算します。
5、サービス場所
本館各課の事務室、分館または民衆閲覧室。
6、資格と条件
(1)心身共に健康で、積極的、熱意があり、規律を守り、悪癖のない者。
(2)必要のある1部の業務に対しては、当館が他の条件と制限を定めます。
a.啟明分館の録音ボランティア員は、録音テストに合格した者とします。
b.ボランティア林老師、英語ボランティア員、児童読書会進行者は、満18歳以上、話し方がわかりやすく、子供好きで、物語、閲読、討論に興味があり、審査を通過して、訓練を受けた者。
(3)仕事を担当する期間に、不良な行為により図書館業務に影響を及ぼしたり、当館の名誉を傷つけた者は、事態の深刻性を見て、忠告を与えるか、或いはボランティア員の資格を取消します。
7、募集とサービス
(1)募集
a.一般ボランティア員、視覚障害者サービスボランティア員、巡回ボランティア員、多元文化ボランティア員、閲読普及ボランティア員は随時申し込みを受付けています。場合によっては、実際の必要を見て公募します。
b.ボランティア林老師、英語ボランティア員、児童読書会進行者、巡回ボランティア員は、全て本館が定期募集を行います。
(2)選考
a.一般ボランティア員、視覚障害者サービスボランティア員、巡回ボランティア員、多元文化ボランティア員、閲読普及ボランティア員は、採用する部門が面接を行います。
b.ボランティア林老師、英語ボランティア員は、全て本館が選考します。
(3)試用と実習
a.本館各課の事務所と分館のボランティア員の面接に合格した者は、12時間の試用期間が設けられます。
b.ボランティア林老師、英語ボランティア員は別途実習課程と期限が定められます。
(4)正式採用
試用期間が終了したら、部門主任の確認を経て、ボランティアサービス証が発行され、正式に指定された各業務を担当することになります。ボランティア林老師、英語ボランティア員は試用期間を通過すると、採用書類が発行されます。
(5)監督と考査
サービス期間は、サービス部門が、業務分担、勤務状況管理、時間数の確認、奨励評価、勤務態度、業務に対する知識、採用継続についての審査等の管理を担当します。
8、教育訓練
(1)基礎訓練:
推廣課が毎年定期的にまとめて実施します。
(2)特殊訓練:
本館の業務部門と各閲覧機関が業務上の必要に基づいて、自ら実施するか、或いは計画書を作成して、推廣課に実施を依頼します。
9、権利
(1)従事する業務に堪えるための教育訓練を受ける権利。
(2)平等な対応を受ける権利と、自由、尊厳、プライバシー、信念の尊重。
(3)確実に業務の性質と特長に合った安全と衛生条件のもとで、業務に従事する権利。
(4)従事するサービスに関する完全な情報を獲得する権利。
(5)従事するボランティアサービス計画の立案、設計、実施、評価に参与する権利。
(6)サービスは全て無給です。当館の経費の状況によっては食費と交通手当が支給されます。
a.1日連続3時間以上サービスを行った場合、1日1回に限り1回分の食費と交通手当が支給されます。
b.ボランティア林老師、英語ボランティア員、閲読普及ボランティア員は、サービス1回につき1回分の食費と交通手当が支給されます。
(7)サービス時間数は試用期間と実習の時間数も合わせて計算されます。
(8)当館職員と同様の図書貸出しを受ける権利。
(9)当館が手配するボランティア員親睦会等の活動への参加。
(10)ボランティア員傷害保険への加入。
10、義務
(1)倫理規定を遵守してください。
(2)当館の規定を遵守してください。
(3)当館の教育訓練に参加してください。
(4)ボランティア員サービス証と記録簿を適切に使用・保管し、転借、無断使用等の不正に使用しないでください。
(5)サービス対象者の権利を尊重したサービスを行ってください。
(6)サービスにより知り得た情報について、秘密を守ってください。
(7)サービス対象者からの報酬は受取らないようにしてください。
(8)当館が提供する利用可能な資源を適当に保管してください。
(9)規定どおりに出勤退勤を記録し、当館の各サービス規定を遵守してください。
(10)ボランティア員が個人的理由により規定どおりに来館してサービスすることができなくなった場合、申請すれば、ボランティア員の資格を留保することができます。理由なく3回或いは3ヶ月サービスを行わなかった場合、そのボランティア員の資格を取り消しますが、当館の普及活動に協力した場合であれば、この限りではありません。
(11)サービスが終了したら、ボランティア員サービス証を返却してください。
11、法律責任
ボランティア員が、当館の指示に基づいてボランティアサービスを行う時、故意または過失により他者の権利を侵害して、当館が損害賠償責任を負うことになった場合、当館は賠償金を請求します。
12、奨励
(1)ボランティアサービス経験が1年を満たし、サービス時間数が150時間以上となった場合は、当館にサービス実績の認証と証明書の発行を申請することができます。
a.進学、研修、就職またはその他の理由により、ボランティア員がサービス実績の証明が必要とする場合、ボランティアサービス記録簿と関連する証明文書を添えて、当館に申請してください。
b.当館が前項の申請を受理してから、担当者、ボランティア員監督者、責任者が実際に基づいてサービス実績を審査してから、7日以内にボランティアサービス実績証明書を発行します。
(2)ボランティアサービス時間数が3000時間以上で、ボランティアサービス実績証明書があれば、奨励履歴申請表を記入し、関連する証明文書を添えて、毎年7月末までに当館に申請してください。同等のメダルと賞状の授与は、1人につき1回までとなります。奨励の等級は以下のとおりです。
a.サービス時間数が3000時間以上の場合、銅メダルと賞状。
b.サービス時間数が5000時間以上の場合、銀メダルと賞状。
c.サービス時間数が8000時間以上の場合、金べダルと賞状。
(3)ボランティア経験が満3年、サービス時間数が300時間以上の場合、約3cm角の上半身写真2枚、サービス記録簿、関連する証明文書を添えて、社会局にボランティアサービス栄誉カードを申請することができます。ボランティアサービス栄誉カードの使用期限は3年で、期間が満了したら、関連する文書を添えて再申請することができますが、そのサービス経験とサービス時間数は重複して計算されません。
(4)成績が優秀なボランティア員は、外部機関の表彰の際に当館から推薦を受けたり、或いは外部機関への研修に参加することができます。
13、表彰
(1)サービスエキスパート賞、計3種
a.サービスエキスパート1等賞
当館では、基礎訓練を完了したボランティア員が連続10年サービスをし、サービスの累計が一定の時間数に達した場合、サービス部門の推薦を経て、総審査をした後、公の場で表彰し、賞状を授与します。
(a)一般ボランティア員、視覚障害者サービスボランティア員、巡回ボランティア員、多元文化ボランティア員の累計時間数が500時間以上の場合。
(b)ボランティア林老師、英語ボランティア員、閲読普及ボランティア員の累計時間数が300時間以上の場合。
b.サービスエキスパート2等賞
当館では、基礎訓練を完了したボランティア員が連続6年サービスをし、サービスの累計が一定の時間数に達した場合、サービス部門の推薦を経て、総審査をした後、公の場で表彰し、賞状を授与します。
(a)一般ボランティア員、視覚障害者サービスボランティア員、巡回ボランティア員多元文化ボランティア員の累計時間数が300時間以上の場合。
(b)ボランティア林老師、英語ボランティア員、閲読普及ボランティア員の累計時間数が180時間以上の場合。
c.サービスエキスパート3等賞
当館では、基礎訓練を完了したボランティア員が連続3年サービスをし、サービスの累計が一定の時間数に達した場合、サービス部門の推薦を経て、総審査をした後、公の場で表彰し、賞状を授与します。
(a)一般ボランティア員と巡回ボランティア員の累計時間数が累150時間以上の場合。
(b)ボランティア林老師、英語ボランティア員、児童読書会進行者の累計時間数が90時間以上の場合。
(2)特殊貢献賞
当館では、基礎訓練を完了したボランティア員の当年度のサービスが一定の時間数に達し、自主的、積極的で、具体的に優れた働きをした場合、サービス部門の推薦を経て、総審査をした後、公の場で表彰し、賞状を授与します。
a.一般ボランティア員、視覚障害者サービスボランティア員、巡回ボランティア員、多元文化ボランティア員の当年度のサービス時間数が144時間以上の場合。
b.ボランティア林老師、英語ボランティア員、閲読普及ボランティア員の当年度のサービス時間数が54時間以上の場合。
(3)熱意サービス賞
当館では、基礎訓練を完了したボランティア員が満1年サービスをし、当年度のサービスが一定の時間数に達し、不良な記録がない場合、サービス部門の推薦を経て、総審査をした後、公の場で表彰し、賞状を授与します。
a.一般ボランティア員、視覚障害者サービスボランティア員、巡回ボランティア員、多元文化ボランティア員の当年度のサービス時間数が144時間以上の場合。
b.ボランティア林老師、英語ボランティア員、閲読普及ボランティア員の当年度のサービス時間数が54時間以上の場合。
14、本說明は館務会議を通過してから公布、実施されるもので、修正の場合も同様とします。